教室概要
過去と未来をつなぐ
Fujita Radiology
放射線医学教室は1973年5月、古賀佑彦教授が初代教授として名古屋大学より就任し、開講しました。当初はX線テレビ2台、透視装置1台、血管撮影装置1台、診察室1室のみの診療体制でしたが、各歴代の教授指導のもと、徐々に診療体制の拡充が図られていきました。そして全国でも類を見ない、建物一棟が全て放射線、低侵襲画像診断・治療センターという放射線棟が建設されました。最先端のCTやMRI、PET等の画像診断機器があり、多くの画像検査が日々行われています。放射線医学では大学内に40人弱の医局員が勤務し、協力して藤田医科大学で行われるCT・MRI・PET、核医学等の全ての画像の読影・解析、各科への報告を迅速に行っています。これに加えて、画像診断の技術を応用して行うIVR(画像下治療)にも力を入れています。外傷など救急の止血のIVRのみならず、がん治療や脈管奇形などの良性疾患、生検やCVポート留置術など、幅広いIVRを放射線科で行っています。
画像診断・IVRの進歩は著しく、日常診療において画像診断やIVRの臨床的重要性は日々増しています。放射線科は一診療科としてほとんど全ての診療科と連携することで、医療全体を俯瞰して診療を行うことができます。
歴代教授と診療体制の
移り変わり
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1973〜2001年
故古賀 佑彦名誉教授
- 1973年6月7日
- 名古屋保健衛生大学病院 診療開始
国産初のCT導入を行った
X線テレビ 2台 蛍光板式の透視装置 1台 放射線科の診察室 1室 血管撮影装置 1台 4MVのライナック※ ガンマカメラ※ 1台 腎機能検査用の装置※ 1台 甲状腺用の装置※ 1台 ※1977年導入
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2001〜2013年
片田 和広名誉教授
- 2012年
- 画像診断棟完成
低侵襲画像診断・治療センター(放射線棟)
常に最新のCTを導入
CT 3台 → 4台 MRI 2台 → 2台 γカメラ 3台 → 3台 血管撮影装置 4台 → 5台 リニアック 1台 → 1台 -
外山 宏教授
故小林 英敏教授
2013〜2016年
外山 宏教授・故小林 英敏教授
- 2013年4月
- 外山宏教授が放射線医学教室主任教授に就任
小林英敏教授が初代放射線腫瘍科教授に就任
片田和広教授が先端画像診断共同研究講座教授に就任 - 2016年3月
- 小林英敏教授退任
PET-CT 1台 SPECT-CT 2台 γカメラ 2台 MRI 4台(1.5T/1台、
3T/3台)CT 5台 血管撮影装置 5台 リニアック 2台 密封小線源治療室 2部屋 -
外山 宏教授
林 真也教授
2016年〜
外山 宏教授・林 真也教授
リニアック2台中一台を更新し、ともに高精度放射線治療が行える装置
(Novaris Tx、TrueBeam)となる
2016年4月から稼働開始- 2016年4月
- 林真也教授が放射線腫瘍科教授に就任
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井上 政則教授
2024年6月〜
井上 政則教授
- 2024年5月
- セラノスティクスセンター稼動
- 2024年6月
- 井上政則が放射線医学教室主任教授に就任
IVR外来を開設し、内臓動脈瘤、脈管奇形(動静脈奇形等)、オスラー病、
リンパ漏等の専門的な診療を開始 - 2024年9月
- 上薗玄が放射線腫瘍学教室主任教授に就任
上薗 玄教授